自分が源泉
今やっている仕事は自分に合わないし、給料も安いので転職しようと思ってます」という若い人と話した。でもこの方には申し訳ないが、移った会社でもしばらくしたら、また同じことを言うだろうなと率直に思ってしまった。うまくいかない理由、出来ない理由を自分の外側に向けている限り、また同じことがおこるのだ。
「景気のせい!」「会社のせい!」 「あいつのせい!」「○○○のせいで!!!」
そういったうまくいかない理由を外に求め、自分以外のものをアテにしても、その人はその問題からはなれられない。たとえ一旦良くなってもまた同じ問題が起こるはずだ。 だからいつも愚痴を言ってる人はいつも愚痴っぽい。 だが自分でその出来事を引き寄せていることに気がつかない。
でも実は自分でも分かっているはずだ。 まずは自分がやるべきことをやっていないだけだということを。人は自分を正当化するため、出来ない理由、問題の原因を外に向けがちになる。出来ない理由、問題の原因を外に求めれば、その問題はあなたに気がついてほしいとばかりに何度も何度もあなたに降りかかる。
まずやるべきことは自分を見つめなおすこと。矢印を外に向けるのでなく自分に向けることが大切だ。 その矢印を外に向けている以上その問題は再びあなたに降りかかる。
そして更に言うならば、その問題に感謝を見いだせるかどうか。その都合の悪い出来事、問題から得られる自分のメリットを探すことができるか。
「景気が悪いから、だから○○○が出来るようになった。ありがとう。」
「環境が悪いから○○○をしなくて済んだ。ありがとう。」
「周りの人が悪いからこそ!○○○を手にすることができた。ありがとう。」
その出来事、問題は自分にとっての一見デメリットに見えるが実はその出来事は中立であり、必ず自分にとってのメリットも必ずあるはずだ。そのメリットが見れるようになれば、その出来事は自分にとって良くも悪くもなく、ただ感謝すべき出来事であり、愛するべきことであったと気づけるようになる。そうなればその問題は問題でなくなる。問題である必要がなくなるからだ。
さあ矢印を自分に向けて、すべてに感謝しよう。すべてを愛そう。そうすることで人生は大きく変わる。